75周年 園長のご挨拶
75周年ご挨拶
2022年(令和4年)6月9日、枝光会附属幼稚園は創立75周年を迎えます。
創立者で初代園長であった角田泰子先生は、2017年(平成29年)11月にご帰天されましたので、ご一緒にお祝いができないことは大変残念でございますが、今頃は天国で私たちのためにいつも祈ってくださっていることと思います。
日本は1945年(昭和20年)8月15日、第二次世界大戦で敗れました。空襲で焼け野原になった街に、家もなく、食べる物もない人々の心は荒れ果て、次代を担う子どもたちの心を、あたたかく育てる余裕は、国にも大人にもありませんでした。
その頃、信者でいらした創立者の梅津先生、瀬下先生、角田先生が、ご自分達が神から愛されている喜び・心の光を子どもたちにも伝えたい、毎日お祈りを捧げ神に見守っていただきながら過ごすあたたかい場所を子どもたちに与えたい、と願われ、1948年(昭和23年)6月9日に枝光会の幼稚園は生まれました。
角田先生は、神からつくられた世界中に一人しかいない大事な自分、神に愛され家庭の愛の中で育ったこの大切な子どもたちが、幼稚園で先生の大きな胸の中でお友達と交わっていけば、そこに思いやりや愛の心が育ちます、とおっしゃっていました。
いつの時代にも変わることのない神の愛の中で、常に喜びを忘れず、他人を思いやる気持ちをもった子どもたちを育てるために、あたたかい幼稚園であり続けたいと思っております。
枝光会附属幼稚園に通ってくださった子どもたちとご父兄、ご一緒に子ども達の健やかな成長のために保育にたずさわってくださった先生方のおかげで今まで続けてこられたと思っております。
今後も、角田先生が創られたあたたかい場所を守りながら枝光会としての理念を失わないよう努めてまいります。
皆様の上に神様のお恵みがいつまでもそそがれますようにお祈りし、心からの感謝を込めてご挨拶とさせて頂きます。
2022年6月8日
枝光会附属幼稚園
園長 小摩木まゆ子